神様と二人三脚 

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声なき言葉

02 14, 2014


「青い鳥」という
重松清の短編集を読みました

わたしは本を読むことは
好きですが
速くは読めません
それでも
この本はあっという間に
読めました

本当にいい本に出会えたと
思います



この本を読もうと思ったのは
長女が場面緘黙症ではじめて病院を受診したとき
お医者様が下さった資料の中に
紹介されていたからです

この「青い鳥」は
8つのお話から構成されてある
短編集で同じ表題のお話は
映画化されています


この短編集の最初の
「ハンカチ」というお話は
場面緘黙症の中学生の女の子が
主人公なのです

場面緘黙症の子が主人公のお話は
珍しいので
最初はこのお話が読みたくて
取り寄せたのでした

しかし
読んでみると
どのお話も甲乙つけ難い
いいお話です

「ハンカチ」は読みはじめから
泣けてしょうがなかったです


短編全8作品に共通して
登場してくるのは
中学校の非常勤教師のムラウチ先生

ムラウチ先生は
カ行とタ行がスムーズに出ない
吃音症のおじさん先生です

うまくしゃべれないから
大切なことしか話さない
ムラウチ先生と中学生8人のお話です



この小説を読んで
強く思わされたことがあります

それは

人というのは
口には出せない言葉を
いっぱい抱えながら
生きているということです

顔の両側についている耳は
二つもあるのに
口から出た言葉しか
聞くことが出来ません


周りの人たちの耳には
認識されないままに
こぼれ落ちてしまう
声なき言葉が沢山あるし
同時にわたしの耳に認識出来ずに
こぼれ落としてしまった
声なき言葉も
沢山あるということを
改めて感じました


そして

わたしは
身近な人々の
声なき言葉をちゃんと
逃げずに聞こうとしてる
だろうか?

聞こえないフリをしては
いないだろうか?

口に出さなきゃ分からないと
ソッポ向いていないだろうか?

その人が
口に出した言葉だけが真実だと
思ってはいないだろうか?

全部分かってる気になっては
いないだろうか?



そんなことを考えさせられました


こっちの話を聞いてもらいたい
と思うばかりでは
本当に大切な相手の声なき言葉を
聞き逃がしてしまうんだなあ

そういうことに
ハッと気づかされる
いいお話でした




本日も読んで頂き
有難うございました



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2回目の診察

02 08, 2014



先週の金曜日は
長女の場面緘黙症の
2回目の診察日でした

学校を早退して
車で小一時間離れた病院へ
2人で向かいました

学校へ迎えに行ったとき
長女の表情は
教室から離れても
校舎から出ても
かたいままでした

学校の敷地から離れると
長女は小声で少しずつ
話し出しました
多分ホッとしたのでしょう


つい数日前も縄跳び大会で
学校に見学に行きましたが
長女はわたしを見つけても
笑顔はなし
手を振っても
振り返せない様子でした

1人ポツンと
誰とも会話を交わすことなく
佇む長女の姿は
見慣れたとはいえ
やはり切ないものです


わたしが場面緘黙症のことを
詳しく知る前は

「なんで長女は不機嫌そうに
するのだろうか」

「もっと明るく振る舞えばいいのにな」

「もっといつもの家での自分を出せばいいのに」

と歯痒い思いで見てるだけでした

でも今は
長女の僅かな緊張の度合いの変化を感じられるようにはなりました


さて
病院へ向かう車の中では
長女は大人しく
学校の図書館で借りてきた
読みかけの本を
無心に読んでいました


病院に行く前に
近くの主人の実家に寄りました

今回はあまり時間がなく
沢山のお土産をことづけて下さる義母と
玄関先で用件を話す程度で失礼しました

義母も長女のことを心配していました
わたしが義母に緘黙症の話を初めてした時には
「信じられない」
と言っていた義母ですが
お正月に長女宛に届いた担任の先生からの年賀状を見て
納得したようでした

担任からの年賀状には
クラスでの楽しそうなスナップ写真が載ってましたが
長女は後ろの方で隠れるように
表情なく写っていました





大好きなおばあちゃんに
いつもならニコニコの長女も
これから病院ということで
再び緊張している様子
やはり笑顔は出ず
見送るおばあちゃんにも
車の窓越しに手を振る程度でした

病院には
予約した時間の10分前には
着くことができました


今日は検査をするので
2時間くらいかかると
前もって聞いていました


カウンセリング室で
臨床心理士のY先生と
まずは3者で面談をしました

Y先生は
20代後半から30代前半くらいの
とても優しそうな女性の先生です

ニコニコと長女に向かって話しかけてくださいますが
長女の方は顔が強張り
かなり緊張しているようでした

それでもポツポツと
詰まりながらも
Y先生の質問には
小さな声で応えていました

しばらくして
Y先生に促され
わたしだけ
カウンセリング室を出て
外で待っていました

数十分して
Y先生と長女が
カウンセリング室から
出てきました

Y先生が
「今日はこれで終わりです。
緘黙症と言っても
娘さんは話も出来ますし
まだ軽度の方で
(話せるようになるのも)
時間の問題という気もしますね
とにかく
初めての人、場所に慣れるのに
とても時間がかかるようです
今出来ることとしては
学校以外のところでの経験を増やして
自信をつけていくことが大切だと思いますので
しばらくは2ヶ月に一度のペースでおいで頂いて
徐々に慣れていくようになってくれればと思います」
とお話下さいました

次は2ヶ月後の4月
長女は4年生になるのか、、、
早いなあと思いました。

帰りの車の中の長女は
すっかりおうちモードに
切り替わりましたσ^_^;

わたしの顔のスケッチをノートに描きはじめたかと思うと
「お母さんというか、どこかのおっちゃんみたいになった」
とゲラゲラ笑っていました

それこそ緊張から
解き放たれて一気に
長女らしい笑顔連発


そして
「今日は楽しかったあ!」
といって
Y先生とトランプをしたことや
絵を描いたことを
教えてくれました

長女は
次も楽しみにしている様子で
した
考えてみると
長女と2人だけでゆっくりするなんて
近年は殆んどなかったなあと
思いました

教会の御用や家事、次男の世話
自身のうつ病で
ゆっくり長女と話す余裕が
わたしには
なかったかもしれません

だからわたしも2ヶ月ごとの
診察での長女との時間を
しっかり楽しみたいと
思いました



本日も読んで頂き
有難うございました



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人もわが身もみな人

02 06, 2014





「青い鳥」
という2008年公開の映画を
今更ながら観ました

本当は原作の方の小説が
読みたいのですが
先に映画(DVD)を観ました







わたしは以前
ブログでも書きましたが
中学生の頃
いじめを受けました

この映画を見て
当時のことが色々
頭の中で蘇りました

ある日
些細な事がキッカケで
一部の男子達がわたしを
ばい菌扱いしたり
無視したりして
気がつけば
クラス全員から無視されるように
なっていました

昨日まで
仲の良かった友達までもが
1人また1人と
わたしと視線を合わせなくなり
避けるようになりました

わたしの視界の中で
教室の風景がボンヤリと
灰色に変わっていき
その範囲はどんどんと広がり
やがて教室中を侵食していきました

正確にいうと
クラス全員というわけでは
なかったかもしれません

でもわたしの記憶の中では
クラス全員に虐められたという
記憶しかありません

いじめた方は
いじめたつもりなんて
全くなかったかもしれませんが
いじめられた方の心は
深く傷つけられ
強く記憶に焼きつけられ
大人になってもその記憶によって
何度も苦しむことになります

いじめられた方は
忘れたくても忘れられない

しかし
いじめた方は
すっかり忘れてしまっている
あるいは
そもそもいじめたという
自覚がないものなのでしょう

そういう部分に
容赦なく切り込んでくる
映画の中の村内先生の言葉が
わたしの永らく抱えていた
心の傷を癒すと同時に
虐められた記憶に拘ってきた
わたしに喝を入れてくれました


それは
40年生きてきた中で
もしかしたら
わたし自身が
ほかの誰かの心の深いところに
傷をつけたことが
あったかもしれないということです

映画の中の
村内先生は
「人は弱い」と言いました

わたしは村内先生が言うように
本気で話している人の声を
本気で聞いてきただろうか?
本気で答えてきただろうか?


安全な場所に身を置いて
自分を守ってばかりでは
本当のことは分からないんだと
痛感させられています


原作本
読むのがとても楽しみです


本日も読んで頂き
有難うございました



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fonwaka2

Author:fonwaka2



ご訪問ありがとうございます

わたしは
金光教の教会に生まれ育ちました
現在は
生まれた教会を継いで
教会長として御用しています

会社員の夫と
3人のこどもたちに恵まれ
賑やかな日々を送りつつ
信心の稽古に励んでいます

このブログは
一枚のフォトと共に
主にわたしの過去と現在の
信仰生活について
綴っています。

自分自身の為に
わたしの有り様を見つめる為に
綴る日誌です。

さらに
ブログを読んで下さってる
皆さんの御心が
少しでも癒され
和んでいただけるような
ブログになることを
願いつつ綴るものです。

わたしにとっても
皆様にとっても
幸せって何だろう?
生きるってどういうことだろう?
日々の忙しさの中で
ついおざなりになっていることを
ひとつひとつ拾いあげ
改めて考え気づく場であってほしいと
願っています。


これまで
読んでくださっている方々も
これから
読んでくださろうとしておられる方も
信仰をお持ちの方も
そうでない方も
ここで出会ったのも
何かの御縁
末永く
よろしく御願いします^^  


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旧ブログ築七〇年教会の住人
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